日本人スタッフの日記 (ソチ パラリンピック)
 

テクニカル修理サービス 日本人スタッフの日記

 

   前日     現地:ソチ ロシア連邦 3月16日(日) 翌日  

 

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崇高に始まった素晴らしい閉会式 セレモニーの最後は祭り騒ぎのように踊り続け...

 

Paralympic_photoソチパラリンピックも今日で閉幕。あっという間です。今日は選手村のリペアブースへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photo大会後半になるにつれて、より冬っぽい雰囲気が増してきた選手村。特に冬期の大会は、自然や天候のバランスが大きな要素を占めていることを、今回は非常に強く感じました。

 

今晩は閉会式。さすがにこのタイミングでは修理の依頼もまばらです。


スキー用の義足が持ち込まれてきました。
足部(足首から先のパーツ)を固定するアダプターがぐらついてしまうとの事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photoアダプターの周囲をカーボンシートで補強します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photo競技に使用する上に、ソケット自体が非常に長く、
想定以上のストレスがかかっているんじゃないかというのが、修理しているスタッフの意見。
作業を行うのは、ドイツから来たJulianとRachel。

 

3/14-/17日まで、ProCarveというスキー・スノーボード用の義足の試着を受け付けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

Paralympic_photo実際にゲレンデに行って試す事が出来るので、
今日もロシアのスキーヤーの申し込みがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photo選手のソケットをProCarveに装着、調整中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

Paralympic_photoそして、だんだんとリペアブースは撤収モードに。


 


 

 

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photo最低限の機材を残しながら、少しずつ片づけていきます。機材を分解したり、部品や道具を分類して梱包するのは結構な大仕事。さびしさと達成感と面倒臭さを同時に感じながら黙々と作業。

 

 

 

 

 


 

 

Paralympic_photoそして閉会式へ。再び人ごみの中にオレンジ集団。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回のリペアサービスが初めてのメンバーも、これまで何度も参加しているメンバーも、すっかり打ち解けております。
左から、Anna(ロシア)、Jana(ドイツ)、Hughes(カナダ)、Chris(韓国)。

 

 

 

 


 

Paralympic_photo閉会式は、選手入場から始まりました。
開催国ロシアが目覚ましい活躍をしただけに、開会式とは違って、最初からテンション高い観客達。
そして、ロシアチームの入場で、会場全体が一段と盛り上がります。

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photoクロスカントリー/バイアスロンを中心とした活躍に加え、スレッジホッケーは昨晩アメリカと決勝を戦い、結果は銀メダルでしたが、ロシアの人たちは結果に大満足しているようでした。

 

 

 


 

 

 

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ボランティアスタッフも、大歓声を受けます。
IPC会長クレバン卿のスピーチでも取り上げられたように、ボランティアスタッフの役割はどんどん大きく重要なものになってきているようです。


今回はモスクワ等ソチ以外の町からも集まっていますが、僕が会った日本語通訳は、ウラジオストックから来たと言っていました。
今、中学生くらいの年頃の人たちが6年後には大学生になり、ボランティアスタッフの中心となるのだとしたら、そういう世代にこの雰囲気を伝えたいと思いました。

 

 

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閉会式にも大統領は出席。オリンピック・パラリンピックを締めくくります。

 

 

 

 

 

 



 

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国旗掲揚/国歌斉唱。
開会式は、男性ボーカルがメインの合唱で、非常に力強いものでしたが、閉会式は、子供や女性が中心で、崇高なイメージ。個人的には、ロシア国歌を聴くのが、実はとても好きです。

 

 

 

 


 

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閉会式で一番盛り上がったのがこの場面。
ロシア生まれのゲーム「テトリス」のブロックが、「Impossible」の文字を作り出します。この時はゲームと同じBGMが使用され、会場をさら沸かせました。


 

 

 

 

 

Paralympic_photoここに、ロシアの選手がロープをよじ登って「‘」マークを加え、「I’m possible」に変えていきます。
ここでは、「ミッション・インポッシブル」のテーマが流れるという演出。

 

 

 

 

 

 

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この映画のおかげで、日本人にもこのメロディと「インポッシブル」という単語がリンクしやすいのですが、もし映画が無かったら、頭に浮かぶ言葉は「スパイ大作戦」だったかと思うと、笑えました。

 

 

 

 

 

 

「Impossible  ⇒ I’m possible」

 

この言葉の変換は、以前からあったものですが、パラリンピックのアスリート達の状況をとてもうまく表現していると感じます。

 

 ●競技や練習方法、道具の中に、まだまだ沢山の試行錯誤があり、

  選手一人ひとりが先駆者的な立場にいること。
 ●それぞれの身体状況が異なる中で、いわゆる健常者の競技方法や

  ルールをなるべく踏襲しようとしている難しさ。
 ●身体機能が制限されている状況を、健常者の殆が体験したことが無いこと。

 

つまり、私達の想像を超えた世界で彼らが競技をしていること。

その上で、障害を「impossible」の理由にするのではなく、どうしたら「possible」になるかを追求した結果の一つが、パラリンピックという形を作ってきたのだと思います。

こういう視点やヒントを前提に選手や競技を見れば、パラリンピックがどれほど高い競技性や面白さを持っているかが判るし、そういう雰囲気を2020年の東京大会に向けて高めていければいいなーと思いながら、この場面を観ていました。

 

 

Paralympic_photoIPCの旗が、ソチから次回の冬期開催地である「ピョンチャン」に引継がれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Paralympic_photo閉会式では、次回開催国がプレゼンテーションのステージを用意します。次の夏季大会「リオ・デジャネイロ」では、東京が何をするのか、楽しみです。


 

 

 

 


 

 

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そして終盤に進むにつれ、観客を巻き込む仕掛けがどんどん現れ、いわゆる「お祭り騒ぎ」に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この状態の中、閉会式の終了が告げられるのですが、その後もボランティアを含めた大勢の人が踊り続けます。


北京、ロンドンともちろんそれぞれ素晴らしいセレモニーだったのですが、このソチ大会の閉会式は、とても印象深いものになりました。

 

 

 

 

 

そして外に出るとまさかの雨。本降りです。
駅までの20分を雨に打たれながらひたすら歩く。
そして1時間の待ち時間のあと、電車に1時間乗ってホテルに到着。
これから、荷物をまとめます。

 


 

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オットーボック・ジャパン(株) プロダクトスぺシャリスト:中島 浩貴


 


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